自分で考え
自分で動ける
営業一課 課長
西村 英二 Eiji Nishimura
運送業界のプロ集団

☛入社までの経緯を教えてください
私の父が木津運送で20年以上働いていて、
幼いころから父の姿を見て育ちました。
今はできないですけど、その頃は
父が車の横に私を乗せてくれたので
いつも横で父の仕事を見ていました。
そんな仕事をしている父がとてもかっこよく見えました。
なので、小さい頃から父の勤める
木津運送のトラックに乗りたい
という氣持ちが湧き上がっていました。
☛入社を決意した「決め手」は何でしたか?
実は、最初親からは
ドライバーになることを反対
されていました。
やはり仕事の大変さがわかって
の上だと思います。
そういったこともあり、学校卒業してから
2年間は違う仕事をしていました。
それでも、小さい頃から木津運送のトラックに
乗りたいという想いは捨てきれずにいたので
あるとき親に
「木津でトラックに乗りたいんや」
ということを伝えたところ、
「やったらええやないか」
と了解が出たので入社させていただきました。
☛現場に入って戸惑ったことや失敗したこと、大変だったことはありますか?
ドライバーの頃は指示される側だったので、
言われた仕事をこなすだけで、精神的には辛くなかったです。
しかし、管理者になり指示する側になり、同じドライバーだった
先輩たちにもいろいろと言われ、精神的にかなり辛かった時期がありました。
トラックは一人ですけど、配車は相手がいてのこと
なので、しんどかったです。
それでも仕事に慣れてきたら対等に
話しが出来るようになりました。
自分がやっていた頃を振返りながら、
どうやったら相手に気づいてもらえるか
この辺を重要視して対応していることが
ポイントだと思います。
ただ、押しつけと相手本位にしていくとは紙一重
ですので、今でも葛藤することはあります。
とにかく忘れてならないのは
謙虚にいくこと
なのだと思います。
☛どのような同僚、部下が多いですか?
明るく、責任感の強い人間が多いです。
なので、押しつけよりも気づいてもらえるように
アプローチをしていくことを心がけています。
最終的に自分で気づいて自分で力を付けていく
形ができるようにアプローチしていければ最高ですね。
☛部下育成についてどうお考えですか?
また、部下育成に際して喜びと苦労を教えてください。
まずは自分が率先して、面倒くさいことやしんどいことを経験し、
その経験を押し付けるのではなく、かみ砕いてから教えていきます。
その結果、
部下の方から「こうしたい、こうしようと思う」と提案があった時
に、相手の成長も自分の成長も感じ取ることができるので、
喜びを感じます。
「しんどい」ということはハードルが上がることなので、
まずは自分がやることでもっとわかりやすくし、少しでもハードルを下げる
自分自身は部下の2倍はしんどい思いをしないといけないといいます。
例えば掃除を1つとっても
率先して自分から掃除をし続けていると
あとから人がついてきました。
それに掃除することで見えることも多いので
いまでもやっています。
☛部下と接する上で意識していることは何ですか?
自分自身としては、上とか下とか無いので
自然体で同じ目線で接しています。
当然、最低限の礼儀(言葉遣い)は重要です。
どちらかというと
自分は(笑い7:仕事3)なので(笑
その3できっちり仕事が出来れば良いかと思います。
仕事は遊び(楽しさ)が無いと面白くないので、
トラックが戻ってきたら、
ドライバーとコミュニケーションを取ることで
相手も自分も楽しませてもらっています。


☛お客様と接する上で意識していることは何ですか?
どんな仕事も断らず、出来る限り対応します。
お客様は私たちを必要として頼ってきて
くださるわけですから。
社内にも評価はされたいですけど
それよりもお客様に評価されることを
重要視しています。
せっかくいただいたご縁なので、
精一杯応えていくことが使命
だと思います。
☛この会社に入ってから嬉しかったことは?
お客様に感謝の言葉を頂いた時
ですね。
あとは、新規業務に携わり、業務が軌道に乗った時です。
新規で取れた案件を担当することになって、
取り組んだのですが、まあ色々苦難もありました(汗
ただ苦難を乗り越えた分、軌道に乗ったときはとても嬉しかったです。
また、急な依頼でも対応した時に
「有難う」と言っていただけると嬉しいです。
急な依頼や問題は、常にチャンスだと捉えています。
☛働き始めて、私生活にも変化がありましたか?
車の運転が今まで以上に慎重になりました。
特に管理者になってからはより慎重になりました。
見られているという立場はもちろんですが、
事故後対応の大変さや抱える痛みなどを
嫌というほど見てきたので。
今は心で
「自分の子どもをはねたらどうなの?」
といつも問いかけて運転するように
なってからはより慎重です。
☛休日はどんな風に過ごしていますか?
13歳と6歳の子がいて、子供と公園で遊んだり、
家族で買い物に行ったりしています。
ただ私は仕事が好きなので
仕事をしているときの方が落ち着くかも知れません(笑
☛目標や将来の夢などはありますか?
個人的にですが
世間的には、ドライバーという職種が見下されていると感じています。
こんなことを以前に言われました。
クレームが入ってしまったときに
「ドライバーはアホばっかりだ!」
といわれて、とても悔しい氣持ちになりました。
私は、
運送業はとても素晴らしい業界
だと信じています。
運んでくれる人がいるから、我々の衣食住が成り立っている。
そういったこともあるので
ドライバーの重要さを運送業以外の一般の方々に
理解してもらえる活動をしていきたいです。
そのための一歩として
ドライバーの質をもっと上げるために
教育により力をいれていきたいです。
☛あなたにとって今の会社は、どんな会社ですか?
自分で考え自分で動くことを認めてくてる風土です。
その分、責任も増しますが、これをプラスと捉えられる
人が当社の風土に合うのではないかと思います。
☛新しく入ってくる人にアドバイスを
ドライバーは本当に良い仕事だと私は思っています。
運送業界の地位を上げるためにぜひ力を貸していただきたいです。
また、木津運送の従業員に私は自信を持っています。
みんな明るくて前向きで素晴らしい方ばかりです
そんな
木津運送がプロの運送会社といわれる
ように、業務にあたっていきます。