乗務員を含め
人を大切にする会社
係長
横貝 尚樹 Hisaki Yokogai
将来に進む道へ近づけて、キャリアをつめる場所
☛入社までの経緯を教えてください
入社は21歳の時です。
それまでにも何回か転職していましたが、運送業務の経験はありませんでした。
知人から、運送業は給料が良いと聞いたことがあったので、
木津運送で働いていた知人に紹介してもらって入社しました。
若かったですから、仕事の内容よりもまずは給与の額って感じでした。
☛入社を決意した「決めて」は何でしたか?
知人から業務内容は聞いていましたし、面接の前にもう自分の中では決めてました。
昔のことであまり覚えてないですけど、面接で質問されたのは、
「キチンと挨拶できるか、ちゃんと喋れるか」くらいでしたよ(笑)
☛現場に入って戸惑ったことや失敗したこと、大変だったことはありますか?
配車係になるきっかけは、担当者が足りていなかった時に「やってみないか」と
声を掛けられたことだったんですが、正直、「何で僕なんだろう」と戸惑いました。
ただ、声を掛けられる1年くらい前に、会社に大きな迷惑をかけたことがあったんです。
そこから自分自身、心を入れ替えて一生懸命やろうと努力していた時期ではありました。
そうした部分を見ていてもらえたんだと思います。
配車係になって8年になるんですが、冷蔵で運ばなきゃいけない商品を、
僕の指示不足で冷凍運送してしまったんです。
生鮮食品だったものですから、冷凍すると品質が落ちて使えなくなるんです。
当時は配車係になりたてで毎日がガムシャラでしたけど、あれは冷や汗が止まりませんでしたね。
ヘコみましたよ、やっぱり(笑)
それなりに仕事も任せてもらえてたんで申し訳なくて。
でも自信を失くすという感じではなかったです。
同じ失敗をしないために次はどうしよう、と考えましたね。
☛お客様と接する上で意識していることは何ですか?
僕は基本的に、荷主さんの会社に常駐して働いてるんです。
言ってみれば、荷主さんにとっては僕が会社の顔ということですから、
常に気を引き締めて間違いの無いように心掛けています。
☛部下と接する上で意識していることは何ですか?
コミュニケーションを取ることですね。
乗務員の中には勿論僕より年上の方もいますから、お互いに理解していないと
仕事は上手くいかないと思います。
人間同士の繋がりで仕事をする中で、信頼関係を築いていくには、
それなりの時間が必要です。そうした一つ一つを積み重ねで学んで来ましたね。
☛部下育成についてはどうお考えですか?
育てるというより、一緒に育っていくという感じですね。
自分と同じ人間は一人もいないので、一つひとつのやり取りの中で常に勉強させて貰っていますし、
そこにマイナスな感覚は一つもないです。
乗務員全員を尊重しないと関係は成立しないですよ。
☛働き始めて、私生活にも変化がありましたか?
配車係になってからは、生活はより規則正しくなりましたね。
☛仕事で嬉しかったことは何ですか?
事故なく一日が終わると、嬉しいというか、ホッとしますね。
でも、乗務員が夜走っている場合もあるので、気は抜けないです。
☛休日はどんな風に過ごしていますか?
自分の部署は基本的に日曜日は休みなので、心配事からは開放されるんですよ。
家族で出かけたり、のんびりお酒を飲んだりしてますね。
子供が風呂好きなんで、スーパー銭湯に連れて行ったりもします(笑)
☛目標や将来の夢などはありますか?
2年前くらいに係長という役職を頂いてからは、
今後は配車係の仕事を遂行しているだけでは駄目だと感じています。
会社の運営に関われるような人財になるために、相応の勉強もしたいと思います。
そのためには、今の自分の仕事を次の人間に引き継いでいくことも重要な仕事です。
キャリアを上げていこうという目標を持てば、それなりのスキルも必要だということは
上司からも教えられていますが、まずは将来に向かっての道を自分で見つける努力が大切だと思います。
☛あなたにとって今の会社は、どんな会社ですか?
現場の大切さ、乗務員の大切さについては教えられています。
運送業なので、現場の足元がきっちり固まっていないと仕事になりませんから。
会社として人を大切にしていますね。ただ荷物を運んでもらうという関係ではありません。
☛新しく入ってくる人にアドバイスを
やってみたらいいと思うんですよ、門はいつでも叩けるわけですから。
自分を試してみたり、自分を見極めるのに、そんなに長い時間は必要としないですよ。
個人的には、変わりたいと思う人に来て欲しいですね。
そういう人にはチャンスがある会社です。
僕がそうでしたから。
